向山 晃大 Koudai Mukaiyama
向山晃大は1996年山口県生まれ。
「何か」を利用し、表現をする。表現の結果としての制作物。「何か」が持つ条件や環境に対して、私自身が感じたものを新たな条件として肉付けしていくイメージで表現している。その過程を経た制作物は、鑑賞者にとっては初めて目撃する「何か」である。その鑑賞者にとっての「何か」を鑑賞者自身が受け止めることにより、鑑賞者の中で「もの」としての意味が確立していくと考える。
表現に利用する「何か」に、木材や鉄、コンクリートなど、建築的な材料を使用する事が多い。例えば木材であれば、土台や柱などでよく使われる105mm×105mm、たるきなどと呼ばれるLVL材(家具の製作、建築現場などでよく使用される)は、30mm×40mmといったような規格が存在する。それとは別に木材である為に、ひとつひとつ個体差という個性が存在する。その2つは先に述べた「何か」が持つ条件となる。「何か」が持つ条件としての個性は私の表現の中で重要な役割を担っている。
条件とは、一見すると不自由な言い回しに聞こえる。しかし、その条件の中での試行錯誤することは、素材のもつ可能性とも捉えられるのではないだろうか。条件という形の個性が私の表現を支えてくれている。
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2023 個展「VIDEO LETTER」
2022 “write a letter” 「手紙」
2021 “Mer, Mail, Matière, , ,” 「海、手紙、物質、、、」
2021 滞在制作「return to nature」
2020 個展「花」
2019 「瀬戸内にて」
2019 「conversation1」
2019 個展「mukaiyama koudai artwork」